地盤の調査・補強で、住まいの安心を支える。

建物の安全性に大きく関わるのが、地盤の状態です。ジオテック事業部では、その地盤の状態の調査、解析および補強対策を行っています。住宅はもちろん、工場や中層の建築物、擁壁などの土木構造物の地盤調査および補強対策を行い、皆さまの暮らしを文字通り縁の下から支えています。

ハウスメーカーが安全な住宅を建てるために

住宅の建設を考えられている方々に住宅を提供するハウスメーカーなどが主なお客さまです。その他にも、一般建築物を扱う設計事務所などもお客さまになります。建物を建設する前に、計画した土地の地盤を調査し、地盤の状態を確認します。もし、地盤が不安定な状態であれば、補強対策をお客さまにご提案します。

地震大国の日本において、不可欠な地盤補強

国土が活断層上にあり、地震が頻発する日本。都市部を中心とした脆弱な地盤が、被害拡大の大きな要因となっており、地盤の調査と補強対策には大きなニーズがあります。この市場における当社の優位点は、独自開発の「環境パイル工法」にあります。環境にやさしく効率的なこの工法は高い評価を得ており、施工棟数も順調に増加しています。また東日本大震災においても、傾いた家を直す沈下修正工事を担うなど、その復旧に貢献しています。

独自の技術を活かした工法で、環境にも貢献

従来の地盤補強にはセメントや鋼管が多く使用され、その材料を製造する過程で大量のCO2が排出されています。当社が2009年に販売を開始した「環境パイル工法」では、セメントや鋼材の代わりに木材を用いることで、CO2を大幅に低減できます。また従来の工法に比べて、工期短縮・低コスト・施工時の騒音軽減などのメリットも多く、発売以来、施工実績は右肩上がりに伸びています。「環境パイル工法」に使用する木材は、当社の木材・住建事業部で防腐加工を施しており、事業部で連携して生まれた工法です。
事業部間のシナジー効果による優位性で、参入障壁が高く、他社の追随を許さない非常に競争力のある工法です。