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Interview 02 - 木材・住建事業
木の限りない可能性を
社会のために探求する
I・C
技術ソリューション部 開発研究課 研究・開発職
大学院 環境科学研究科卒/2014年度入社

成分分析から木工作業まで、終日を木とともに

私の主な仕事は、木材保存処理技術をメインとしたあらゆる木材製品の開発や既存技術の改良です。また実験室の装置や薬剤の管理も行っています。技術ソリューション部には、私が所属する開発研究課の他に、防腐・防蟻処理木材の製造装置や薬剤を販売し、顧客への技術的支援を行う営業技術課があります。営業技術課が顧客から得た情報を、私たち開発研究課が製品開発に反映させ、ニーズに応じた技術の開発を行っています。時に製品開発や技術改良に活かすアイデアを得るために、自ら学会や研究会に参加することもあります。
具体的な業務内容は、白衣を着て実験室で木材の成分を分析することもあれば、試験に用いる木材を電動ノコギリで適切なサイズに加工する作業もあります。建材として使われる環境条件に合わせて、屋外に保存処理をした木材と処理していない木材を放置し、データを取ることもあります。

木を、今よりさらに社会で役立つものに

木材は生物由来の材料のため個々に違いがあり、同じ樹種であっても、生育条件によって、実験結果に差が生じます。膨大な数の試験をこなす必要がありますが、それゆえに「木のことをもっと知りたい」と探求心をくすぐられます。
今後の目標は、新たなヒット商品を開発することです。古来より人の生活を支えている木は、まだ解明されていないことも多く、さらなる可能性を秘めています。保存技術についていえば、より長期的に使えるようにできるかもしれません。
社員同士のつながりが強く、人間関係もいい職場なので、技術ソリューション部全員で互いに高め合いながら、世の中に貢献できる商品を送り出したいと思っています。

1日のスケジュール
9:00 始業
メールをチェックし、必要なものには返信してから1日の準備。するべき業務に優先順位をつけて作業に入る。
10:00 試験
試験に適したサイズに木材を加工し、寸法、重量、含水率等を測定。処理薬剤の調合を行い、実験を行う。
12:00 昼食
同僚たちと一緒に、職場周辺にある行きつけの飲食店で昼食。近くにある東大の学食を利用することも。
13:00 試験
午前中に行っていた試験を再開。薬剤の種類、木の種類、木の部位、産地、含水率など、さまざまな条件で実施。
15:00 報告書の作成
その日に実施した試験の結果を振り返り、取れたデータを整理してまとめ、報告書を作成する。
16:00 会議
毎月実施する会議では、研究の進捗報告や営業職が得た情報の共有などを行って、業務改善につなげる。
17:40 退社
スムーズに作業が進んだので、この日は残業せずに定時で退社。ゆったり自宅でくつろいで明日に備える。
キャリアステップ
2014年
4月~
10月
一週間の新人研修を経て、技術ソリューション部開発研究課に配属。OJTを通して、研究・開発業務に必要な知識(装置の使い方、試験方法、法規制など)について学ぶ。
2014年
10月~
2015年
7月
先輩社員について、試験の補助をしながら実務を通して仕事を覚える。OJTとの違いは、補佐役とはいえ実務を担う者として、試験に責任をもつ立場だということ。
2015年
7月~
現在
一つの研究テーマについて、試験を単独で担当。先輩社員の指導を離れ、試験の実施から報告までの一連を1人で担う。現在は常に、三つほどの研究テーマを抱えている。

私のビタミン

技術ソリューション部は、企業の研究開発を支援する東葛テクノプラザという施設内にあります。東葛テクノプラザでは地域の小学生を対象に施設見学を行っていて、私たちの技術も紹介しています。好奇心でいっぱいの子どもたちに、木の素晴らしい性質について伝えていると、心が和み、研究への意欲がわいてきます。

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