よくある質問

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地盤調査はなぜ必要なの?

どんなに良い家を建てても、それを支えるために最も重要な地盤に問題が有るとしたら、不同沈下が発生し建物が損壊することもあります。 ドアの開閉に支障があるというものから、建物の主要構造部である柱や基礎などが損壊してしまうというものまで、その程度は一概には言えません。家を建ててから地盤が悪かったと気づいても遅いのです。 主要構造部は簡単に修復することが出来ないのですから。不同沈下のため傾いた家の補修費用に数百万円もかかるとしたら、その地盤の良し悪しは住宅の資産価値に対しても大きな影響を与えます。お施主様にとって地盤をよく知ることは、高い価値の宅地を入手するためにも、またその上の建物の価値を守るためにも必要な第一歩なのです。

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「不同沈下」って何?

信じられない方も多いかもしれませんが、ほとんどの地盤において盛土や家の荷重によってごく僅かな沈下はするものです。 家全体が同じだけ沈下しても建物にはそれほど悪影響を与えませんが、大きくかたよって沈下すると建物自体を歪めてしまいます。その結果、基礎や壁に亀裂が生じたり、雨漏りがおきたり、ドアなどの開閉がスムーズにできなくなったりします。 通常、不同沈下とは、地盤がかたよって沈下したために生活に支障がでたり、安全性に問題がでたりするほど家が傾く現象を言います。

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地盤調査は誰がやっても同じでは?

調査方法が同じであれば、どの地盤調査会社に頼んでも結果は同じだと思っている方も多いようです。しかし、現実は大きく違うのです。 見えない地盤を調査して地中の状況を正しく把握するには、確かな経験と技術が必要なのです。経験豊かな調査員であれば、敷地や周辺地形の状況をしっかりと観察することで地盤内部の状況をおおよそ判断することもできます。 ですから、調査の数値だけで判断するのは危険です。現代の医療現場におけるあらゆる判断を下す場合にも、検査結果だけでなくインフォームド・コンセントと言う医師と患者のコミュニケーションの重要性が叫ばれています。地盤に対する判断も、見えない身体の中を診察するために、顔色や脈診から貴重な情報を掴むのに似ています。調査会社の技術によって地盤調査結果や判断が異なることも珍しくありません。それに基づいて、基礎の仕様や地盤改良工事の提案がされるわけですから、信頼のおける調査会社を選ぶ必要があります。安価な調査費用にばかり目がいってしまい、のちに割高な地盤改良工事を押し付けられないように気をつける必要もありますね。

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地盤が悪いときの対策は?

地盤が悪いときの対策は大きく2種類あります。ひとつは基礎計画を変更する方法、もうひとつは地盤そのものを補強してしまう方法です。基礎計画の変更には、基礎のベース幅を拡張したり、ベタ基礎にしたり、杭基礎にしたりする方法があります。 どの方法が良いかは、地盤の状況やどのような住宅を建築するのか、さらには住宅の用途などによっても異なります。やはり信頼のおける調査会社を選び、地盤技術者に意見を求めることが、もっとも大切なことです。