ジオテック事業部では、日々多くの建物の地盤調査や地盤改良を行っております。従来はその膨大なデータの管理を、ジオテック事業部独自開発の物件管理システム「e-soilⅡ」で行っておりました。「e-soilⅡ」は調査報告書作成機能など、単なる物件管理にとどまらない機能を有しておりましたが、更なるDX化のため、「e-soilⅡ」を大幅に進化させた「e-soilⅢ」を開発いたしました。「e-soilⅢ」は従来の物件管理、調査報告書作成機能を保持したまま、他システムや工法協会などの関連組織との連携機能を強化しました。そのうえで、全体構成、デザインをリニューアルし、使いやすさを向上させております。
e-soil Ⅲ
e-soil Ⅲとは

1.物件管理、工程管理
一つの物件であっても、地盤調査、複数回の設計、地盤改良工事など多岐にわたる業務が発生し、多くの担当者が関わります。また、数多くの物件が同時並行的に進行するため、これらを管理することは容易ではありません。e-soilⅢは営業・設計・工事、各セクションの様々な業務を一元管理可能なシステム構成となっております。
2.調査報告書、施工報告書の作成
e-soilⅢでは従来同様にSWS試験の地盤調査報告書の作成機能を有しています。また、地形や地盤のデータベースとも連携しており、現地の地形・地質や過去の履歴などを確認することが可能です。
3.分析、データ活用、実績の可視化
数多くの調査、施工を行う中で、地域ごとの地盤の特色や適した工法などを知ることができます。e-soilⅢではこれらの情報を蓄積し、地図情報とリンクさせて可視化することで、容易に活用できるものとしています。
4.外部組織での運用
本システムは当社内の運用を念頭に開発したものですが、環境パイル工法協会やグランダートユニオンなどの関連組織でも採用されております。閲覧権限の設定により、複数の企業が所属する場合であっても情報の機密性を確保したうえで管理が可能です。