木材・住建事業部 東北工場は木材加工の際、大量の電力を消費していました。
この消費電力を減らしてCO₂を削減するため、総合商社 兼松株式会社とCPPA(Corporate Power Purchase Agreement)を締結しました。
CPPAは、太陽光パネルの設置、運用を兼松(株)が担当し、発電された電気(再生可能エネルギー)を当社が使用(購入)するという事業スキームで、お互いの利点を結び付けたものです。
太陽光パネルの工事が完了し、7月2日に再生可能エネルギーの供給が始まりました。
設置した太陽光発電の設備容量は約360kW、工場使用電力の約20%強を太陽光発電でまかない、年間約150トンのCO₂排出削減を見込んでいます。
(写真)
中央:当社 木材・住建事業部 製造部 東北工場 工場長 三浦
左:兼松(株)プラント・船舶部 部長 余越様
右:兼松(株)プラント・船舶部 産機・プラント課 冨永様
環境への取り組み
工場における太陽光パネルの設置
再生可能エネルギーへの切り替え
環境への取り組みとして、2022年より本社において使用する電力を再生可能エネルギー由来の電気へ切り替えました。
2021年度からの電気・冷水・温水の使用量は以下の通りです。
紙の使用量削減に向けた取り組み
環境省の二酸化炭素削減効果の算出手法例(平成20年)によりますと、樹木1 本(高さ20m、直径20cm)から約13,000 枚のA4 コピー用紙が生産される、また、樹木伐採により、A4コピー用紙1枚あたり、約0.08kg/年のCO₂吸収量を減らしていることになるそうです。保存木材、環境パイル等、木材を生業にしている当社としましては、木材=森林保全=紙を減らす=CO₂削減を目的にペーパーレスに注力しています。ご存じのとおり、2024年1月に電子帳簿等保存制度に対応し、前年比 15%削減しましたが、さらなる削減を目指し、日々努力を続けています。
節電の取り組み
本社は、勤務者も多く電気使用量が1番多いオフィスということから、先頭に立って節電を進めています。昼休みの消灯や、定時後 帰宅者席の消灯など、細かい活動を重ねることで、前年比5%削減を目標に日々勤務者全員が節電の意識を持って業務を行っています。今年度 現在で昨年比 99% (昨年:59,364kwh、今年:59,323kwh)と、目標の5%削減に及びませんでしたが、今年の猛暑の中、善戦したと思うようにしています。
今後もコツコツと節電を進めていきます。
※ 年間平均気温の( )内は、年平均最高気温と年平均最低気温。2023年は全て1℃以上 上昇。