WILL工法は中層混合処理工法の一種で、バックホウタイプのベースマシンの先端に特殊な攪拌翼を取り付け、そこから注入したスラリー状のセメント系固化材と原位置土を攪拌混合することで、ブロック状の改良体を形成する工法です。
WILL工法
WILL工法とは
WILL工法の特徴
従来の縦回転型の攪拌翼は、土が上下方向に動く状態で攪拌していました。これに対し、WILL工法で採用している斜め形状のリボンスクリュー型攪拌翼は、攪拌翼の回転に伴い、改良対象土が外側から内側へ、また内側から外側へ連続的に揺動運動を繰り返します。これにより、高い攪拌効率が得られるとともに、均一性の高い良質な改良体の築造が可能となりました。
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高水準な掘削性と施工能力
攪拌翼の使い分けにより、あらゆる地盤に対応が可能です。大型のベースマシンを選定することにより、最大で深さ13mまで施工可能です。
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改良体掘削後出来形
高精度な施工により、現場条件に合わせた高品質な改良体を築造可能です。
施工事例
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岐阜県 工場 約3,600㎥
広範囲をまとめて改良可能なため、工場な店舗などの規模の大きな建築物に適した工法です。独立基礎下のみの改良も可能です。
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東京都伊豆大島 砂防堤防下 約3,300㎥
砂防堤防などの土木構造物で実績を重ねています。また、日本全国どこでも対応可能です。
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大分県 港岸壁 約20,500㎥
改良土量が20,000㎥を超える、非常に規模の大きい施工実績もあります。